Excelを使っていると「これ、自動化できないかな?」と思うことはありませんか?
そんなときに役立つのが「VBA(Visual Basic for Applications)」です。
とはいえ、いざ学ぼうとしても「どこから始めたらいいの?」と悩む人も多いはず。
今回は、実際に業務でVBAを活用している筆者が感じた「効率のよい学び方」を紹介します。
ステップ1:VBAの全体像をざっくりつかむ
まずは「VBAで何ができるか」をざっくり理解しましょう。
VBAは、Excelの作業を自動化するための“命令書”のようなもの。
マクロ記録を使えば、自分でコードを書かずに動きを体験できます。
最初のうちは「マクロ記録で動きを見て、編集画面を開いて中身を確認する」だけでもOKです。
- セル操作(値の入力・取得)
- 条件分岐(If文)
- 繰り返し(For/Doループ)
- メッセージボックス表示
この4つを理解できれば、VBAの基本は7割マスターしたようなものです。
ステップ2:小さな課題から自動化してみる
次に、実際の業務で「毎回やっている単純作業」を1つ選びましょう。
たとえば、以下のような作業は練習にぴったりです。
- 複数シートのデータを1つにまとめる
- 特定の文字を含む行を抽出する
- 日付やファイル名を自動入力する
こうした“ミニ自動化”を繰り返すと、「自分のコードが動く楽しさ」を実感できます。
YouTubeやQiitaなどのサンプルを参考にして、コードを真似るところから始めるのもおすすめです。
ステップ3:トラブル対応で理解を深める
VBAを触っていると、必ずエラーに出会います。
でもそれが成長のチャンスです。
「なぜこのエラーが出たのか?」を調べていく過程で、構文やオブジェクトの理解が一気に深まります。
特におすすめなのが「デバッグの練習」。
ブレークポイントを使ってコードを止め、F8
キーで1行ずつ動かしてみると、内部の流れが見えてきます。
筆者が感じた“独学のコツ”
- 毎日5分でもいいからVBAエディタを開く
- できたコードはコメントで記録しておく
- 「誰の何を効率化するか」を常に意識する
VBAは“言語”というより“思考のツール”です。
コピペで終わらせず、「なぜこう書くのか」を一歩ずつ理解していくと、自然に上達します。
まとめ
VBAを学ぶコツは、いきなり難しいことをせず「少しずつ動かして覚える」こと。
そして、わからないことはChatGPTなどのAIに聞くのも大きな助けになります。
一度自分の作業を自動化できたときの達成感は格別です。
難しく考えすぎず少しずつ実施していくのが上達への道かなと思います。
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